2019/02/08
104 医師から余命宣告を受けたら
医師から余命宣告を受けたら、家族はどのように対応すればいいのでしょうか。
当事者である本人の体調や気持ちをケアすることも大切ですし、同時に周りの家族は万が一のことにも備えておかなくてはなりません。
家族がしなければならないことをまとめました。
【余命宣告とは】
余命宣告に明確な決まりやルールはないと言われています。
医師によっては「〇か月」と明確な数字を伝えることもあれば、「2~3年」などのように幅を持たせて伝える医師もいるようです。
一般的には、生存曲線の中央値をもとに、余命宣告をしていることが多いようです。
その病気の患者のデータを基に、同じ治療を行って50%の人が亡くなる期間を余命として伝えるのです。
あくまで統計的に割り出した推定に過ぎないために、余命宣告された期間よりも早く亡くなる人もいれば、長く生き続ける人もいます。
【余命宣告をされた時の心構え】
「あと何年です」という風に言われたら、本人でも、家族でも、気が動転してしまうものです。
しかし、酷な言い方になるかもしれませんが、人間はいつか必ず亡くなってしまう生き物ですし、遺された時間をどのように過ごすかを考えられるという点では、余命宣告を受けてよかったという声があるのも事実です。
本人も、家族も、悲しく辛い思いをしてしまいますが、だからこそ、これまで以上に遺された時間を大切に過ごす契機になるのかもしれません。
【医療行為の方針】
余命宣告を受けると、まずは医師と今後の方針について話し合うことになります。
医療の方針としては次の3つが挙げられるでしょう。
●完治を目指す
病気の完治を目指しますが、そのためには、投薬、外科手術、長期の入院、さらにはがんの場合であれば、放射能治療なども行うことになり、本人の身体的負担や、高額な医療費の負担が伴うでしょう。
●延命治療
完治が見込めない場合は、少しでも長く生き続けられるように延命治療を行います。延命治療でも、投薬、手術、入院などをしなければならないでしょう。
●緩和ケア
緩和ケアとは、病気からの完治を目指すのではなく、病気を受け入れ、少しでも死の苦痛を和らげて穏やかな最期を迎えられるようにするための治療です。病気の苦しみから解放されて、穏やかな余生を目指します。自宅で生活したり、旅行に出かけることもできるでしょう。
【家族が準備しておいた方がよい事柄】
余命宣告を受けたら、万が一の時に備えて、家族がしておいた方がよいことがあります。
それらをまとめました。
●保険の確認
保険会社に連絡して、本人が加入している保険の内容について確認しておきましょう。
最近では、「リビングニーズ特約」と呼ばれ、余命宣告が半年以内であった場合に、保険金の一部を受け取れる特約制度もあります。
●相続について考えておく
相続でのトラブルであとあと家族が揉めないように、財産の確認をしたうえで、何を誰に相続させるかを考えておきましょう。
財産の調査をしておき、それをひとまとめにした財産目録を作っておくとよいでしょう。
●葬儀の準備
余命宣告を受けたからといって、いつ息を引き取るかは分かりません。
万が一の時に備えて、事前に葬儀のことを考えておくとよいでしょう。
最近では葬儀社による事前相談も活発に行われています。
本人や家族の望む葬儀の形を考え、あわせて予算計画をしておいても良いでしょう。
●葬儀後の供養を考える
葬儀のあとには遺骨を埋葬し、供養をしなければなりません。
もしも菩提寺があれば、予め住職に相談しておいてもよいでしょう。
その他、遺骨の埋葬地として、墓石を選ぶのか、それとも新たな方法として注目を集めている樹木葬などにするのか、事前に考えておきましょう。
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